4Dパーソナルカラー

4Dパーソナルカラー

「4Dパーソナルカラー」と
従来のパーソナルカラーの違いついて

●4Dパーソナルカラーとは

4Dパーソナルカラーの「4D」とは、色の属性(性質)の4つのDirection(方向性)を意味します。4つの属性とは、「色相」「明度」「彩度」そして質感を表す「清濁」です。その4つの「色の属性」は「人」という物体の肌や見え方に対して、客観的で法則的な変化もたらします。

これを誰にも共通の感情という意味で「固有感情」という言葉で表すことができます。4Dパーソナルカラーはこの「4D」を基に色を診断していくシステムです。

  • 色相

    赤、青、黄などの色みのこと。パーソナルカラーでは肌の「色み」を変化させて見せます。

  • 彩度

    色の強弱のこと。パーソナルカラーでは肌の色全体を強くはっきり、または弱く淡く変化させて見せます。

  • 清濁

    色の質感のこと。パーソナルカラーでは肌の質感を光沢からマット、クリアからソフトに変化させて見せます。

4Dパーソナルカラーは、当協会が開発した一つ一つの属性に特化したテストカラーを用いることで判断の根拠がはっきりし、明快な診断を導き出すことができます。

色の変化を識別する目とそれを属性に結びつける知識を習得すれば、パーソナルカラーをはじめとして必要に応じた色を選択することができます。4シーズンパーソナルカラーを代表とする従来のイメージに基づいたパーソナルカラーも、属性で分析するとシーズン分けの趣旨が理論的に深く理解できるようになります。

●従来のパーソナルカラーとパーソナルカラーの歴史

ここで簡単にパーソナルカラーの歴史を振り返ると、20世紀後半、パーソナルカラーはアメリカから渡来し、似合う色を見つけるニュービジネスとして注目されスタートしました。

代表的なフォーシーズン分類は人々の興味を引き、『春』『夏』『秋』『冬』というイメージで分けられたグループはアピール度が高く人気を博しましたが、時を経るにつれ、「似合う」という根拠のあいまいさや解釈の違い、問題点、疑問点などが指摘されるようになりました。この理由として挙げられるのはイメージによる分類方法にあります。4シーズン以外のパーソナルカラーの流派もイメージ分類の域を越えないと言えるでしょう。

●4Dパーソナルカラーと従来のパーソナルカラーの違いについて

イメージは属性のように誰もが共通に感じられる客観的な心理作用ではなく、個人的嗜好や気候風土などの影響を受けた主観的な心理作用が加わります。つまりイメージは100%共通に受け止められません。

イメージのように主観的様子が入る感情効果を、「固有感情」に対して「表現感情」という言葉で表すことができます。4Dパーソナルカラーはその観点に着目し、色の客観的な心理作用を「固有感情」、主観的な心理作用を「表現感情」と区別し、この二つの感情効果を段階的に診断していきます。

従来のパーソナルカラー分析はイメージを基本とした「表現感情」のみで組み立てられている場合が多く、問題点が生じます。「表現感情」は主観的な嗜好の個人差や、文化圏や、気候風土に寄って異なる感情作用です。パーソナルカラーの基本にこの事を認識しないで誰もが100%似合うと感じる色があると思わせるのは大きな間違いです。この伝え方にパーソナルカラーが誤解されてきた根拠があります。

例えば、よく知られている4シーズンパーソナルカラーで「春」のグループは「若々しくて健康的なイメージ」のグループと説明されますが、「4D」というこの物差しで見てみると、下記の4つで主なイメージを構成しているということがわかります。

「春」のグループの「固有感情」

  • ❶ 色相・・・黄み(イエローベース)
  • ❷ 明度・・・明るめ
  • ❸ 彩度・・・強め
  • ❹ 清濁・・・清色

どんな手法のパーソナルカラー診断でも基本は同じで、それをどう組み立てているかの違いです。「固有感情」により従来の診断法で起こる矛盾点が説明できるので、他のシーズンの色でも属性で調整でき、「似合う」とされる色の境界線が広がります。「4Dパーソナルカラー」を学べば、どんな手法のパーソナルカラーも分析できるのはこのためです。

初めての人も、すでに他の手法を学ばれた方も「4Dパーソナルカラー」の考え方は基本のスキルとなります。「4Dパーソナルカラー」は企業、団体、学校、個人を問わず、これからのパーソナルカラー診断法として注目されています。

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